なんでも作るぞ!!!
文正さんはなんでも作ってしまいます。遊び部会に所属していて、竹とんぼ、竹鉄砲、紙鉄砲、紙のわっぱまわし、弓、竹鉄砲など昔小さいときに遊んだおもちゃを作っています。「昔はこういうおもちゃで遊んだんだよなー」と言っていました。
小さいときには小鳥や魚を獲ったりしました。小鳥は「ひら」、魚は「おきばり」と言う仕掛けで獲りました。「おきばり」に餌のミミズやドジョウ、蚕のさなぎなどを付けて夕方に早川に仕掛けて翌朝早く獲りに行くと、ウナギやヤマコ(イワナやヤマメに似ている魚)が掛かっています。5本くらい獲ったこともありました。それを干しておいて林業をする人に分けたりしました。現在のグランドが田んぼだった頃はホタルやヒキガエルもたくさんいて、ヒキガエルを食べることも。町民会館からは保川の水を田んぼにやるために取っている水が流れてきていてカニもいました。水路が二つあって百姓路と生活水路とにわけて使っていました。
このような保の集落で仕掛けも作るし、おもちゃも作るし、電気蓄音機も自分で作りました。なんでも作ってしまうので、集落の人が壊れた物を「直してー」とよく頼みに来たそうです。以前はカメラもたくさん持っていて、集落の人の結婚式や成人式などのときは写真を撮って自分で焼いて上げました。 なんでも自分で作って、やってしまう文正さんは今は手の調子が悪くて作れないそうですが、なんでも作ってしまう文正さんが早く復帰することをみんなも待ち望んでいるのではないでしょうか?
文正さん
居住地 | 都川地区 保 |
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取材日 | 2001/08/28 |