心身同時活性化

 正雄さんは夕方のお忙しい時間にお邪魔したにも関わらず、息子さんの顕くんもこの2000人のホームページ取材に参加したことがあるということで、取材をすぐに快諾して下さいました。
 正雄さんは新倉で雑貨屋さんをされていたお家でお生まれになり、中学卒業後に東京に越されるまで、新倉で育ちました。当時は村全てに小中学校があり、また、いくつかの分校もあったそうです。昭和21年生まれということもあり、同級生は少なかのですが、翌年以降のベビーブームにより下級生の人数は多く、一学年50人以上いました。ほとんどの同級生は現在、県内以外に転出されたそうですが、今でも2年に一度は同窓会をされ親睦を深められているそうです。
 また、正雄さんが子供の頃は早川ももっと水量が多く、夏は毎日のように泳いだり、冬でも中に入って魚を捕ったりしていたそうです。川だけでなく、山も貴重な遊び場で、あけびや野いちごを採ったり、蔓を使ってターザンごっこなどもされていたそうです。今は会社にお勤めなのですが、以前は林業をされていたこともあり、小さな頃だけでなく、今でも山の中での自然な遊びや猟などをご趣味にされていらっしゃいます。
 現在はお母様、ご夫婦、そして3人の息子さんの6人家族です。「物を大切にすること、人を大切にすること」をモットーとされていて、息子さん達にもよく伝えているそうです。自然や仲間達との遊びを通して、人や物の大切さを学び、現在日本全体に蔓延している「いじめ問題」を解決していけるのではないかとおっしゃっていました。正雄さんはご家族と一緒に色々な行事にも参加されていて、お盆や春のお祭りのことについても話してくださいました。人口が減ってきてしまったことで、現在はなくなってしまった行事もいくつかあり、とても残念だそうです。正雄さんと共に、現在続いている行事が今後も続いていくことを期待してやみません。

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正雄さん

居住地 三里地区 新倉
取材日 2001/12/08