人が多く集まる仕事を目指して

 通也さんは役場に勤めていて、今は総務課にいます。生まれは新倉ですが、高校卒業後、東京へ就職しました。その後、父親から役場へ勤める事を勧められ、戻ってくる事になったそうです。
 今は税務関係の仕事をしています。3人で早川全町民の全部の税目を担当しているので大変だそうです。その前は教育委員会の社会教育課でした。自分で企画して行事をやるのが好きなので、楽しかったそうです。その頃は公民館で、子どもが喜びそうな映画の上映会や高齢の方への手芸や園芸教室をしたそうです。他にも野球大会や駅伝など、スポーツの企画もしました。早川町のゲートボールやママさんバレーのチームが強かったので、大会に出席するために、みんなを連れていろいろな所へ行ったりもしたそうです。住民の方から要望が出ることもあって、エアロビクス教室をやったこともあります。その他にも、文化財指定をするのも教育委員会です。ちなみに今年は、新倉の断層が天然記念物になりました。「地元の人にとってはあまり珍しくないけど、『新倉』の名前がでるのはやっぱり嬉しいよね。」と笑顔で話していました。
 民間企業と役場の違いは?と尋ねたところ、東京にいた時、ホテルの仕事をしていた事もあり、接客に対する考え方の違いが一番大きいそうです。町民みんなに情報などが偏らないように、と考えています。今住んでいる人だけでなく、お正月に帰ってくる早川町出身の人みんなのために、ふるさとを守り、残していけるような仕事をしていくことを目指して頑張っているそうです。

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通也さん

居住地 三里地区 新倉
取材日 2001/12/05