町を好み、町を考える

 宏記さんは役場の建設課に勤めています。大学卒業と同時に早川町役場に就職して、故郷へ戻ってきた人の一人です。大学進学時には早川町に戻って来るつもりはなかったが、就職時には早川町に戻って来る事に迷いは無かったそうです。卒論も建設・社会工学の分野で早川町をフィールドとして研究し書きあげたそうです。早川町の良いところを知っている事がこの移住の要因になったのでしょう。
 子供の頃は外で遊ぶ、ソフトボール、サッカー、山の中に基地を作る、川で魚をつくなどして遊び、時にはお父さんと狩猟にも行っていたそうです。最近は、町の若者達とバドミントン・テニスなどを楽しむ事が多いそうです。役場職員として町に戻って来て変わって行った事といえば、お祭りにおいて楽しむ側から楽しませる側になったことです。町の職員は一日駐車場にいたり、お客さんを送迎したりと山菜祭り、そば祭り、雨畑湖上祭りなどの裏方としてお祭りを支えています。特に雨畑湖上祭りでは、自分たちでおみくじやかき氷屋・フランクフルト屋などの夜店もやり、子供達もお祭りを楽しむ事ができるように頑張っています。こんなに子供達のために頑張っているので子供好きかと思ったら意外にも子供がキライだったそうです。それが、娘さんができてから子供への接し方が変わったそうです。この春には次女も誕生し、ますます子供がかわいく思えているようでした。
 宏記さんから、これからの上流研について、早川町の研究機関としての愛着と認識・活動内容などが町民に把握される事が早川町と上流研の両方に良い影響を与えるのだろうというアドバイスをいただきましいた。

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居住地 硯島地区 馬場
取材日 2002/08/07
取材者名 今田 治宏