健康だからこそ・・・

 生まれも、育ちも早川集落の文江さん。今は、ふきのとうの栽培などの農業をおこなっています。ふきのとうの出荷には、集落の入り口である県道まで朝4時に出ないといけません。しかし、その出荷にはみんなが集まるので、非常に楽しく、行くのが楽しみになっているそうです。他にも、畑に出るのが楽しみで、畑仕事を通していろいろな人と会ったり、話したりしているそうです。それが、健康の秘訣でもあると言います。そのおかけで、今のところ腰や膝などに痛みもなく、健康そのもの。
 健康だからこそ、畑仕事もできると優しく笑顔で話してくれました。

 また、昔の話もしてくれました。
 早川集落中を流れているせぎの水は、お風呂、洗い物、さらには飲み水として活用したりしていたそうです。その際に、下の方の家は深夜か早朝に水を汲み、溜めて利用するなどが約束事として自然と定められていたと言っていました。
 昔は、誰しもがよく歩いたそうです。例えば戦時中、婦人会では歩いて、赤沢を通り、七面山、奥の院、身延山まで行き、祈願をしたこともあるとか。本当にすごいですね。

  • 健康だからこそ・・・

文江さん

居住地 三里地区 早川
取材日 2002/02/23
取材者名 石川 宜裕