年を取ってもかっこよく!
じつ江さんが御殿そばの仕事をするようになったのは平成9年から。その前からもお店を手伝いに来ていました。接客を担当しているじつ江さんは、お客が混んだときでも、なるべくお客さんを待たせないようにするために気を使うそうです。いろいろと大変な接客業ですが、楽しいこともあります。例えば仕事の合間にお茶を飲みながら仕事仲間とおしゃべりをしたりとか、みんなで集まって仕事をするということです。またお客様の中に、たまに静岡や東京など他の地域の人たちがそば屋に来たりするそうで、早川町のいい場所などを聞かれると奈良田の温泉などを薦めてあげるそうです。
そば屋で働いている人は全部で8人いて、1日に3人ずつの交代制です。じつ江さんがそば屋に行っていない日は、畑仕事をしています。農業は大変ですか?と聞くと、「いや、畑の方は自分の体に応じてやってるからそれ程大変じゃないよ。食べ物にも困らないし。」取材にうかがった2月の下旬は蕗のとうの出荷時期。新倉の市場へ持っていくと、定期便で甲府の市場まで運んでいってくれて、そこで売られるそうです。
じつ江さんが今後やりたいことは、パソコンを習うこととおしゃれです。「年を取ってもかっこよく生きたい」とのこと。そんなかっこいいおばちゃんでした。
じつ江さん
居住地 | 三里地区 早川 |
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取材日 | 2002/02/23 |
取材者名 | 加藤 浩高 |