やっぱり家族が自慢

 国恵さんは昨年、米寿を迎えたおばあちゃんです。
 昭和17年に御主人の仕事で満州について行き、その後早川に帰って来ました。終戦前に御主人をなくされたため、お舅さんのお世話や子育てを一人でしました。その後、保の集落に起こった大火災を経験されたり大変だったそうです。戦時の食料がなく、大変だった時の話もしてくれました。
 現在、お子さんがみんな素直に育ったことをなにより喜んでいます。9人ものひ孫に恵まれ、国恵さんのお宅にはひ孫の写真がたくさん飾ってありました。家族のお祝の時などに、趣味の俳句でお祝をすることがあるそうです。『よき家を興して重るいく久し』これは家族の新築お祝に歌った俳句だそうです。この俳句の中にはお孫さん達の名前が組み込まれているそうです。こんなお祝をもらったら嬉しいでしょうね。『今の時代はいい時代ですね』という国恵さんの言葉には納得してしまいます。

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国恵さん

居住地 都川地区 保
取材日 2001/08/29