楽しく生きる。

 保の中でもずいぶん上の方ですね。本当はもうひとつ上のお宅に伺ったんですが、「今日はイナイヨ」と教えてくれたのが富雄さんでした。
 富雄さん千代子さんの二人で生活しています。立派なお家で、千代子さんに案内してもらったお二階は凄く気持ちがいい。大きなベランダで寝転んだらそれはそれは気持ちが良いだろうな。こんなに気持ちがいいから親戚の方が集まるのでしょう。なんだこれはってなぐらいのふとんが積み重ねられていました。
 富雄さんのお勤めは東電だったそうです。三交代という時間が不規則な生活はたいへんだった。雪のときは6時間もかけて歩いたといいます。40年一筋だったそうですが、「ホントよく勤めたな」と僕らには分からない思い出を思い出しては、少し羨ましくなっちゃうような苦笑いを見せてくれました。現在は日蓮の神社の総代をなさっているそうですが、普段は家にいることがほとんど。でも、「何でもある」という富雄さんと千代子さんのお言葉通り、テレビが二階とあわせて6台、カラオケやビデオもあって、家の中で十分に楽しい、といいます。このお家を掃除しているだけでもいろんな発見があってきっと楽しいんだろうな。
 今度駐車場に屋根をかける工事をするそうです。「3台も停められるからこっちに停めるといいよ」。どうもありがとう。いつまでも楽しそうにお元気で。

  • 楽しく生きる。

富雄さん 千代子さん

居住地 都川地区 保
取材日 2001/08/29