おばあちゃまの必殺技はゲートボール
正江さんは、旧西山村長さんの娘さん。18歳で上湯島に嫁いできて、3人の娘さんを育てあげ、現在お孫さん6人、ひ孫さん4人のおばあちゃま。だんなさまは、働き者でとてもやさしかったとのこと。現在は、娘さん夫婦と同居しています。
実はおばあちゃま、65歳ごろ、山梨県の第五回ゲートボール大会で第三位になった強者。その時は、自分のボールを間違えて手で触ってしまい、ルール違反で三位になってしまっただけで、本当なら優勝するはずだったのにと悔しそう。今は、上湯島では、ゲートボールが行なわれてなく、おばあちゃまもやっていないそうで、残念です。
昔は、生活がたいへんで、食事にとても苦労し、戦中はよくおじやを食べていたそうです。今の時代は、食べ物を粗末にしていてもったいないとも。おかげさまで今は、年金やデイサービスを受けることができてとてもありがたいとおっしゃってらっしゃいました。また、昔がんばった分、今大事にしてもらい、楽をさせてもらっていると、感謝されていました。
最近は、早川から出ていかれる人もけっこう多いらしく、寂しいとおっしゃっていました。それでも「ここ早川では、奈良田の温泉と、季節的には収穫の夏がとても好きです」と、にこやかに答えてくれました。
正江さん
居住地 | 西山地区 上湯島 |
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取材日 | 2002/08/29 |
取材者名 | 渡辺 賢 |