明るい物作りおばあちゃん

　春治さんは物作りが好きなおばあちゃんで、家の中には手作りの作品がところ狭しと飾ってありました。山で拾った木の葉や蔦で作った絵、編み物の人形など、みんな作ったそうです。草塩の長寿苑で作るそうで、一緒に作る友達と作品を交換したりするそうです。
　子供は６人。飯富や鰍沢に住んでいる子供もいて、たまに様子を見に来てくれるそうです。数年前に左膝を悪くした時も、お子さんが病院まで車で送り迎えをしてくれました。残念ながらその後遺症で、膝が曲がらなくなってしまったそうです。
　お孫さんは１０人もいるそうで、大きい子は２０歳にもなります。まだ小学生の子もいたり、受験が終わった子がもうすぐ来てくれると、楽しそうに話していました。お孫さんがよっぽどかわいいんでしょうね。お孫さんが描いてくれた春治さんの絵も玄関に飾ってありました。
　お花も好きなのだそうです。お孫さんの絵の隣には、沢山の花が飾ってありました。その中に特別生き生きとしたものが。実はこちらも自分で作った造花なんだそうです。手作りのものがいっぱいの、楽しそうな家でした。