アイ、ラブ、クレツボ

 夏になるとたくさんのお孫さんがやってきて、毎日がにぎやかです。やさしいおじいちゃん、おばあちゃんのもと、お孫さんたちは元気に楽しそうに遊んでいました。

 そんな今朝雄さん、昔は東京電力の職員として甲府を中心に、県内各地を転勤しながら40年間生活をしていたそうです。でも、やっぱり生まれ故郷の榑坪がとっても好きな今朝雄さん。だから今では故郷に戻ってきました。都会と違って、気分も良く生活がしやすいそうです。クーラーいらずの自然の涼しさ、澄んだ空気、おいしい水、そしてサンサンと降り注ぐ太陽のもときれいな空気と水で育てる野菜を食べることは、都会にはない幸せだといいます。そして、このような恵みをくれる故郷と、自分を育ててくれた故郷への恩返しをしたいといいます。
 老人クラブの一員として地域のゴミ拾いに参加されたり、公民館の館長やお寺の世話役を務めたりと、たくさんの役員を務めることなどで、地域に奉仕されています。これからも奉仕活動を続けて、故郷への恩返しをしていくようです。

「地域活動がない日や、休日は何をしていますか」と聞くと、今は、趣味のゲートボールに夢中だと答えてくれました。昔からスポーツは得意で、野球やゴルフを経験されているので、チームを組みゲートボールをやって体を動かすことはとても楽しいそうです。今朝雄さんは積極的に練習をして、たくさんのゲートボール大会に参加しています。そして、どの大会でも立派な成績を残しています。ゲートボールをうまくやるコツを聞いてみました。「メンバー5人が全員うまいからといって、そのチームが強いわけではない。ゲートボールはチームプレーだから、全員の呼吸が合っていないとダメなんだ。心を一つにする。そして、結果を出すためには練習が必要だ。」

 ゲートボールだけではなく、何事も結果を出すためには日々の練習が必要だと言うことも教えてくれました。

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朝雄さん

居住地 五箇地区 榑坪
取材日 2002/08/10
取材者名 田部井 正