山に生きるおじいちゃん

 林業を営んでいる永安さん。今は、息子さんの経営している林業を奥さんと一緒に手伝っています。林業はとてもたいへんで、朝は6時頃から始まり、朝食は各自が作ったおにぎりを食べるそうです。しかも、冬の雪の積もっている時でも、必ずやらなければなりません。作業している場所もまちまちで、近いところで30分、遠いところで2時間半ぐらいかかります。広さも、最大84ヘクタールもやっていました。今年でこの仕事をやり初めて37年がたち、人を雇い初めて4年目になりました。若い人たちは現在、5人働いています。みんないい人で、とても頑張り屋だそうです。4月半ばに苗が来て、それから植えつけが始まります。種類としてはカラマツとスギで、山の高いところに持っていく時は、ヘリコプターで持っていくとのこと。昔は背負って持っていったそうなので、今でもたいへんなのですが、昔はもっとたいへんだったのです。山の中で仕事をしているので、様々な動物に遭遇するそうで、イノシシ、シカ、猿、マムシ、そしてなんと、熊まで出くわしているそうです。驚いたことに、熊よりもマムシの方が恐いとのこと。早朝と夕方にでてくることがあるらしいので気を付けた方が良いといってくれました。昔はたくさんいた林業関係者も、今では旧6ヶ村で7つになってしまい、この地区では永安さんの家だけになってしまいました。
 そんな永安さん。昔は萱葺きもやっていたそうです。この周辺では、トタン屋根になるまでずっと麦わらの屋根だったそうで、15年に一回取り替えるのだそうです。今では林業をしながら、奥さんと二人で仲良く暮らしています。子供さんも5人おり、お孫さんも8人います。みんな忙しいので、なかなか会う機会がないようですが、盆には全員が揃うので、とてもにぎやかだそうです。休む暇もない程あわただしくて、たいへんだけど、凄く楽しいし、嬉しいと、おばあちゃんは満面の笑みで語ってくれました。話の途中で、「これからはたいへんな時代だから今の若い人たちはガンバレ!」と、激励してくれました。

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