貴ノ浪だいすき

　やえこさんは、相撲好き。特にひいきにしている力士は貴ノ浪だそうです。家の壁には貴ノ浪が優勝した時の記事が貼ってあり、その大好きな貴ノ浪と握手を交わしたこともあるそうです。
　やえこさんは、同じ早川町の赤沢出身で、薬袋にお嫁さんに来てから60年ほど経ちます。20年ほど前までは、養蚕と乳牛を営んでいたそうですが、現在は芋や大豆をはじめ野菜を作っており、作った野菜は甲府に住んでいる子供さん達に送っているとのこと。
　子供さんは４人いて、全員甲府に住んでおり、現在は４人が交代でしょっちゅう来てくれるそうです。「子供さん達と甲府で暮らさないのですか？」と言う質問に対して、「知っている人が多いし、慣れ親しんだ場所だから・・・」と薬袋に対する愛着を見せてくれました。
　薬袋にお嫁さんに来る前に、やえこさんは中富の呉服屋さんに住み込みで縫い物を習っていたことがあり、薬袋に来てからも家族のものや、近所の人に頼まれたりして着物を縫っていたそうです。今でもやえこさんが縫った着物のいくつかはタンスの中に眠っているとのこと。
　やえこさん、貴ノ浪が早く横綱になれるといいですね。