茂倉の名物おじさん

 町会議員です!早川町の町会議員をしてます。現在は、議会の4役も任されています。自称「便利屋」「よろずや」。民生委員の奥さんと共に毎日の茂倉を守ります。民生委員の役目は、「声かけ運動」として一人暮らしのおばあちゃんの様子を見て廻ることなど、早川町の福祉活動と茂倉集落とのパイプ役をすることだそうです。奥さんは、来年度からの介護保険制度の導入に向けての早川町の政策の一環として、今年の11月から12月5日までホームヘルパーの講習を受け早川町に登録されました。また、議員さんは、毎日午前と午後に集落の周りを1周ずつして集落の様子を見て廻るそうです。お二人とも集落のおばあちゃん達の信頼はとても厚いです。
 議員さんのお宅は、茂倉で唯一の商店でもあります。集落の外へなかなか出られないおばあちゃんのために、食品や薬品を販売しています。週に数回、愛用の自家用トラックで町外まで仕入れにいきます。そんな、議員さんの本業は、ブロック建設業です。30年前、千葉でブロック積み1級の免許を取得してきました。茂倉にある国玉神社のお蔵も議員さんの作品です。他にも、お墓づくりなどをします。値段の割に良い仕事をする絶対の自信があると言います。
 議員さんは、茂倉の伝統についてとなると話が止まらなくなります。1月の新年ごれい会、獅子舞、3月の春の大祭、4月のさんばそう、8月の相撲大会、盆踊り、11月の冬祭りなど次から次へと茂倉の祭りの話が出てきます。茂倉は早川町の中でも最も伝統が残っている集落で、祭りともなると他の市町村に住む子供や親戚も参加するそうです。他にも、茂倉雨乞い音頭などの昔から伝わる茂倉の音頭、民謡などの保存にも努めています。
 そして、議員さんは、話に熱が入ってくると、ついに焼酎を飲みはじめました。そう、議員さんの本職は酒飲み?というのは冗談で、僕たちに見せてくださった昔の写真にもビール缶を持って写っている議員さんがいました。最後に、茂倉にはどこにも負けない伝統があり、それを茂倉以外の人にも知ってもらいたいと言って焼酎を飲み干しました。

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議員 さん

居住地 三里地区 茂倉