茂倉を支える二人

 厚海さんと礼子さんはこの集落のなかで若い世代なので、集落の様々な仕事をしなくてはいけない様です。しかし、お二人は集落の人たちのことを非常に大切に考えていて、いろんな仕事も苦にせず楽しんでやってしまうすごい人です。この前も、集落の外に出かけることが大変なお年寄りを集落の公民会館に集めて、「おしん」の上映会をおこなったりしました。
 またお二人は、暇を見つけてはいろいろなものを作っています。厚海さんは、空き缶を利用してチリトリを作り、集落の人に喜ばれています。礼子さんは非常に料理が上手で、調理師免許まで持っています。そして、いつも創意工夫した料理でいろいろな人をもてなしています。特にドーナツづくりは非常に得意で、多くの人がいわゆる「礼子ドーナツ」を食べたことがある程です。今回の取材の時も、この「礼子ドーナツ」と郷土料理である「すばく」を工夫した「すばくコロッケ」を作ってくれました。これが非常に美味しかったです。
 このようにまわりの人のことを一生懸命考え、それを実行していく厚海さんと礼子さんは茂倉にとって非常に重要な存在であると、ぼくたちは感じました。

  • 茂倉を支える二人

厚海さん 礼子さん

居住地 三里地区 茂倉