見事なモナリザ

 あきこさんは、59歳。現在、だんなさんと二人で暮らしています。お二人とも土建会社の杉山組で働いています。あきこさんは、仕事のあいまに、畑仕事もしています。昔は、百姓として、麦やきび、さつまいなどをつくっていましが、現在はきゅうりやとうもろこしなど自分の家で食べる分だけをつくっています。茂倉のきゅうりは太くておいしいといいます。
 茂倉で生まれ育ったあきこさんは、今の暮らしは、昔と比べて大きく変わってしまったと言います。若い人が全くいなくなってしまいました。あきこさんの同級生も12人いたそうですが、現在は4,5人になってしまい、残りの人は甲府、昭和などに移り住んでしました。あきこさんの世代から、住民が多の市町村に移っていったそうです。
 しかし、茂倉での生活は、趣味などの自由な時間をつくることがでるのだと言います。そんな、あきこさんの趣味はビーズですだれをつくることです。玄関にも見事なモナリザとしょうぶの絵柄のすだれがかかっています。すだれの一本の糸にビーズを通すだけで一晩かかります。完成までに2ヶ月以上かかりました。今までつくったすだれは、昭和に住む子供にあげていたそうです。手先の器用なあきこさんは、これからも、いろいろな趣味を開拓していきます。

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あきこさん

居住地 三里地区 茂倉