碁のお相手は

 昭治さんの家は終戦まで旅館でした。旅館の客は主に近くの稲又金山や長畑金山に金を掘りに来る人でした。その旅館にたまたま建設業の人が道路を作りに泊まりに来ていて、その親方と趣味の囲碁を毎晩したことがきっかけで、建設業へ。実は昭治さんの家族は代々役場勤めで、昭治さんも、最初は役場勤めでした。
 囲碁の腕は二段で昔は二晩連続で打ったそうです。正月は昭治さんの家で囲碁大会を開き、他集落からの参加者も多数来ていました。今は相手が少なくなって寂しいそうです。

  • 碁のお相手は

昭治さん

居住地 硯島地区 本村(原村)