雨畑とともに
宝一さんは読書が趣味でしたが、今は目が悪くて出来ません。そこで、今はフォークギターをやっています。宝一さんは、近所では一番のご長寿で友達も多く、僕たちが取材をしているときも友達が家に集まっていました。そして、老人会の友達とヴィラに行って会合(と言う名のおしゃべり会)をしたり、温泉に入ったりするのが楽しみだと言います。また、近所の人には米を買ってきてもらったりしてお世話になってるそうです。
昔は近所のほとんどが硯職人で宝一さんのお父さんもそうでした。そのお父さんから宝一さんも硯づくりを学んだそうです。また、兄弟も多くそんな兄弟と小さい頃暮らした思い出がこの雨畑にはあります。先祖代々の墓も雨畑にあり、「墓は守っていかないと」と宝一さんは言います。その言葉に、この地の人に囲まれて暮らす宝一さんの雨畑とそこで暮らす人々への愛着を見ることが出来ました。
宝一さん
居住地 | 硯島地区 本村(北村) |
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