子ども思い、孫思い

 愛子さんには4人の子供と10人の孫がいます。子供たちは皆東京周辺で暮らしており、愛子さんも孫が小さいころは孫の世話をするため、子供と一緒に東京の方へ住んでいました。子供が休みの時は、孫と一緒に街に繰り出してあちこちを歩きまわりました。しかし、自動改札で切符を取り忘れたりと、機械に煩わされるのが嫌だったので、孫も大きくなったことから最近はこちらにいる時間も長いのだそうです。
 普段は畑仕事をしており、動けばおなかもすくしのども渇くということで健康に良く、生きがいにもなっています。また、寝るときには「明日はこれをしよう」などと考えながら寝ることによって、毎日が充実したものになります。収穫した枝豆などの野菜はやはり宅急便で子供たちに送ってあげるのだそうです。子供が多いので一回に10パックほども送ることがあるのだそうです。ちょっとした業者さんのようですね。
 こたつの上には孫の写真がいっぱい貼ってあるティッシュの缶がありました。孫のことをいつでも考えていられるようにと娘が作って送ってくれたそうです。娘や孫のところに電話をすることも多く、実際に会いに行くときの交通費を考えれば電話代もそれほど高くはないので、毎日、順番に娘のところに電話をしています。

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愛子さん

居住地 硯島地区 本村(原村)