孫宝に恵まれて

 昔の山仕事では、今のようにチェーンソーがあるわけではなく、オノやノコギリでギコギコ木を切り、それを木で作ったソリのようなもので引っ張って運び出し、木材は流送しました。川が急流すぎてイカダも使えず、一本ずつ流しました。川を1日せき止めておいて、夜に放流して、その水勢で木材を一気に流したりもしました。その後、20年間くらい、石屋さんをやっていたそうです。
 秀吉さんはお子さんが4人、お孫さんが12人いて、お正月には全員集まります。そりゃもう「にぎやかすぎ」。でも普段は2人で静かに暮らしています。ホントは家族がみんなで一緒に住めれば、お互い心配する必要もないし、よいことだと思うそうです。何とか、若い人が外に出て行かざるを得ない現状が変わって欲しいと願っています。

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秀吉さん

居住地 硯島地区 本村(原村)