大自然でおもてなし

 奈良屋の主人は今の奈良田区長さん。今日は、家の前の菜園にいたところをお話を聞かせてもらいました。菜園では農薬は一切使わずに野菜をつくっています。夏場はほとんど自給できてしまい、店で買う必要はあまりないそうです。
 以前、発電所に勤めていましたが、定年になる少し前、新しく職を持たないといけないと考え、定年になる2年前から民宿をはじめました。退職してからでは遅いので、少し前から始めるという、先見の目を持った方です。
 民宿には主に登山客が多く、その他にも春の新緑や秋の紅葉の季節にはたくさんの人が来てくれます。目の前が温泉なので、みんなそこで温まってきます。
 民宿を行っていくうえで気をつけていることは、人のまねをしたり人に頼ることをしないで自分でいろいろ試して研究を重ねることです。この奈良田の大自然の中までわざわざ来てくれたお客さんなのだから、とことんまで田舎を活かします。料理も家の前の菜園で採れた無農薬の野菜を食べてもらったり、調味料をあまり使わずに田舎の味を楽しんでもらっています。そのため、一度来てくれたひとは二度、三度と足を運んでくれます。
 奈良田は非常に気候が良く、夏場はとても涼しいので、都会へ働きに出ていった人も職場が定年にでもなればここへ戻ってくるのではと思っています。奈良田の生活を満喫し、お客さんにもそれを体験してもらおうと考えている方でした。

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奈良屋の主人

居住地 西山地区 奈良田