天のように明るく照らす
私達が「こんにちは」と訪ねた時、照子さんはご自分の畑でとれた美味しそうなインゲンを大きな窯でゆでているところでした。恥ずかしそうに私たちのことを見て、にっこりと笑ってくれました。このインゲンを冷凍保存し、夏祭りの時に調理するのだと言います。
こんな照子さんはとても働き者で、ご主人が材木業をなさっていたときは、集金に駆け回りご主人の仕事を助け、さらに畑仕事をして一家の食を守り、そして立派な4人のお子さんを育てあげたのです。現在は先祖代々続く家を守り、そしてヴィラ雨畑を手伝ってくれているのです。ヴィラ雨畑が出来た当時から勤務なさっているということで、ここでも一番の働き者です。実の弟さんは、今では横浜で警察署長をなさっていて、この立派な弟さんに恥じないように生きていきたいのだそうです。
照子さんは、いつも一生懸命な良いお母さんなのです。悩みはたくさんあっても、いつでも明るく元気で、“照子”さんという名前のように、お子さんを明るく立派に育て、周りの人も明るく照らし続けているのでした。
照子さん
居住地 | 硯島地区 老平 |
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取材日 | 2002/08/05 |
取材者名 | 田部井 正 |