お子さんは親孝行

 やすこさんは主人と息子の3人暮らし。お子さんは4人で、一緒に住んでいるのは一番下の次男の方。娘さんも近くに住んでいるので、よく来ては買い物や病院に連れて行ってくれるそうです。娘さんや息子さんがいろいろ手助けをしてくれます。
 昔は大島にも子どもがいっぱいいたと言います。秋祭りでは、子どもたちがお神輿を担いで、収穫後の田んぼを踊り歩いていたそうです。もちろんやすこさんのお子さんたちも、仮装して踊り歩いていました。時には家の中まで上がって踊っていました。お祭りの楽しい様子が目に浮かびます。
 やすこさんは田んぼの仕事をやっていました。やすこさんの家の近くにはかなり古い共同水車がありますが、昔はそれで精米などをしていたそうです。やすこさんが大島にやってきて10年経つか経たないうちに、皆精米機を使うようになり、水車は使われなくなったそうです。
 やすこさんの孫は8人もいます。お孫さんたちが遊びに来ると、大変にぎやかになります。8人もいるとお年玉が大変。お孫さんたちも大きくなり、そろそろお年玉から卒業。今度は、お孫さんたちからお年玉をもらう番ですね。
 長く立っていると足が痛んでくると言いながらも、長い間立ち話で取材に応じてくれたのが印象的でした。

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やすこさん

居住地 硯島地区 大島
取材日 2002/03/01
取材者名 樋口 創士