山が好きで50年
保美さんは、15才の時から始めて、山仕事を50年間続けています。今まで、そして今でも山に行くのは、何と言っても山が好きだから。茶十商店の辺りで生まれて、その後今の家に移りました。生まれた頃は、集落に保美さんのお家と役場と駐在所、学校くらいしかなかったそうです。
今でも毎日山へ行っているけど、雨の日はお休み。家でカラオケをすることもあるし、甲府の方へ仕事の道具を買いに行くことも多いそうです。保美さんは、個人で山仕事をしているので、チェーンソーや草刈り機などの機械は全部個人持ちで管理しています。
山で熊に遭遇した事もあります。そのときは鈴を鳴らして追い払ったけど、山には色々な動物がいる。最近は、山の中の畑に植林してしまうために、猿が山の下に降りてきてしまいます。
伝付峠の方へ行くことが多いそうですが、山には所々にいくつか小屋があって、そこで寝泊まりしながら山仕事をする事もあります。山は植林をして終わりではなくて、その後、草刈り、除伐、間伐で、風と光を山に取り入れたり、山をきれいにしたりして、はじめて終わりになります。今は、3人のグループでやっているけれど、まだまだ若い人には負けないよ。
保美さん
居住地 | 三里地区 大原野・塩島 |
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取材日 | 2001/12/04 |