わたしって働き者
裏の畑から一仕事終えて戻ってきたおばあちゃん。畑仕事は小さい頃からやってました。小学生のころは、甥や妹、弟の子守がわたしの仕事。あんまり学校にも行けなくってねー。4年生になったら分校ができて・・・。よく子供おぶって学校に行ったもんだよ。子供が泣くとさ、やっぱり教室にはいられないから隅っこに行ってさ。みんながうらやましかったよ。ホントに。学校までどれくらい?一里八丁(4kmくらい?)って言ってね、みんなでおしゃべりしながらだと1時間かかっちゃうんだよねー。
学校を出てすぐ結婚を?いやいや。高等小学校にも行ったよ。そんでベニヤ工場で働いたの。ベニヤ板を切ってね、飛行機のプロペラにするわけ。でも終戦近かったから、すぐ工場なくなっちゃったね。3,4年。それで結婚を?いやいや、この辺にも道が出来始めたころだったから、道路をつくるんで土方の仕事もやったよ。おばあちゃんが?女の人もやるんですか?そーよー。なんでもやるわよ。結婚してからも近所の建設屋さんを手伝ってたこともあるしね。
パワフルな経歴をもつおばあちゃんも、最近は草いじりと温泉が日課です。温泉に行くと友達もいるしね、いろいろ教えてもらえるし。毛糸でつくった人形を見せてくれました。
おばあちゃん
居住地 | 五箇地区 千須和 |
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取材日 | 2001/02/23 |