晴耕雨読

 以前は二人とも小中学校の教師だったというご夫婦です。奥様は教師を辞めた後も保育所や民選委員、福祉関係の仕事をしていたそうです。趣味は、高校卒業後に勉強されたという和裁とお花。お宅の中にもよく手入れされた鉢植えが沢山飾られていました。だんなさんの趣味は読書と畑仕事、盆栽などです。「きれいな言葉で言えば晴耕雨読です。まあ、怠けてるようなもんだよ。」今年の大雪で手塩にかけた盆栽が折れてしまい、「腹が立ってしょうがないよ。」と残念そうです。
 都会を憧れはするけど住みたいとは思わないと、ご夫婦で口をそろえます。「野菜を煮てお隣さんをちょっとお茶に呼ぶ、なんてできないでしょ、都会って。」
 また一方では「ここは刺激が少なくってだめだね。」とも言います。最近は電話で本を取り寄せているとのこと。また、「テレビは早川の老人の生きがいなのでは?」と感じている一方、テレビが子供に与える影響について心配しているとのこと。メディアはもっといいものを流すべきだ、と考えているのです。ご本人は時代劇と、子供向けのきれいな番組がお気に入りだそうです。

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小中学校の教師だったというご夫婦さん

居住地 五箇地区 千須和
取材日 2001/02/25