家族のきずな

　昭和２３年に元直さんのところへお嫁にきて、３人のお子さんを育て上げたとめ子さん。昔は畑をやったり、虹マスやヤマメを卵から養殖したりもしていました。
　お芝居を見るのが大好きで、目当ての人が出演する機会を狙って、東京までお出掛けするそうです。
　現在では畑で自分達の食べる分の野菜を作るだけですが、その野菜は子供たちにも送られて、子へ孫へ母親の愛情は受け継がれているはずです。その証拠に、今は早川町には住んでいない子供たちが早川町に帰ってくる時には、決まって町にはない珍しいものを買ってきてくれるのだそうで、とめ子さんはいつもそれを楽しみにしているとのことです。
　下湯島は冬や春になって雪が降ると、集落の人みんなで「雪すくい」をするというとても仲の良い地域ですが、とめ子さんは「最近は集落に若い人がいなくて活気がない」と少し寂しそうに話されていました。だけど、とめ子さんを含めて下湯島に住んでいる方は皆さん元気で、内に秘める活気が伝わってきましたよ！これからも家族や近所の方といつまでも仲良く、そして元気でいてください。