期待の新人！？

　上湯島の集落を取材中に出会ったのは、お友達の家に遊びに来ているみつ江さんでした。みつ江さんは下湯島に住んでいて、今日は上湯島まで歩いて遊びに来ているとのことでした。普段は白菜、大根、小豆等を自分たちで食べる分だけ育てているという事でした。
　毎週の楽しみは、病院に行くついでに街のショッピングセンターで買物をする事だそうです。「最近は便利になったから」と昔を思い出して言っていました。早川町が険しい自然の中にあるということが、みつ江さんの思い出にははっきりと残っているのでしょう。
　そんなみつ江さんは今、ある一つの転機にあります。その転機というのは、下湯島の集落で非常に盛んに行われている「ゲートボール」に関することです。とても不思議なことなのですが、下湯島ではある年齢に達すると毎日の午後のひと時をウォーキングをして過ごす事から、ゲートボールをして過ごす事に変化していくようなのです。それも誰が決めるわけでもなく自然に・・・。みつ江さんはそんな変化の狭間で、今は友達が始めるのを待っているだけという状態でした。みつ江さん達の若い世代（！？）がゲートボールを始める事によって、下湯島のゲートボール界がさらに活性化することでしょう。