区長さん、ありがとう！

　今年度、下湯島の区長をされている昭夫さん、英代さんご夫妻には取材前に集落放送で取材について放送していただき、本当にお世話になりました。放送の効果は高く、多くのご家庭でスムーズに受け入れて下さいました。昭夫さん・英代さんのお宅には、集落でとても盛んに行われているゲートボールが始まる前に伺い、色々とお話をして下さいました。

　昭夫さんはゲートボールチームの中で現在は最年少で、始めてから２年ぐらいであるにも関わらず、その技術、試合の先を見る判断力のどちらにおいても最も上手な方のお一人だと、チームメート方からお聞きしました。現在は９月の大会に向けて練習中とのことです。

　昭夫さん・英代さんご夫妻は共に下湯島ご出身で、進学・転勤の時を除き、ずっと下湯島で過ごされてきたそうです。昭夫さんは発電所に定年まで勤めて、所長さんをされた経験もあるそうです。一方、英代さんは嫁がれるまで農作業をほとんどしたことがなかったそうで、嫁がれた当初は憶えることも多く、優しいお姑さんに教わりつつも、ミスをしてしまうこともあったそうですが、学習が早く、後には養蚕にも携わられたそうです。養蚕をしている頃は、養蚕組合を設立し、索道を皆が使って、桑を容易に集落まで運べれるようにしておいたそうです。組合はそれぞれのお家で生産された繭を鰍沢にあった製糸工場に持っていき、集落にとって貴重な現金収入を得ていたそうです。

　お２人の共通のご趣味は旅行で、親和会という会を同世代でつくり、皆で積み立てをして旅行にいかれることも多いそうです。お部屋には旅先で買ってらしたという様々な土地の提灯があり、旅先での楽しい出来事を物語っていました。