子ども達との交流を大切に

 勉さんは、南部町から早川町へ移り住み、18年経ちました。早川町や塩之上集落の文化に関心を持っており、早川町では多い深沢や望月という名字の由来を私論を交えながら、話してくれました。また、早川町の文化は、身延山から赤沢に伝わったものと、中富町の曙から伝わってきたものがあること。さらに、西山の文化はそれらとも違うことなどを話してくれました。
 勉さんは、現在塩之上の区長をしているのですが、現在までに消防、体育協会の役職についたりと、自分の仕事を含め大忙しです。南部町にいたとき青年団長をやったり、様々な役職についたりした経験が役に立っているそうです。役をやるのは非常に大変だけど、やることで自分が成長すると言ってました。
 このように大忙しのため、子どもとの時間がなかなか取れないのが悩みだとか。でも、毎朝娘さんを学校まで送っていくことで、コミュニケーションをとっているそうです。まだ、小学校四年生のお子さんもおり、自然とふれあいながら教育をしていきたいと思っているそうです。「早川に来て宝を授かったんです。子どもを三人もいただけた」。
 早川町に対して、働ける場が出来て、子ども達が働き、がんばれる町になって欲しいと思っているそうです。そのため、パソコンやITに関しては積極的に学習してほしいと願っています。「子ども達には損得抜きでふるさとを愛してほしい。いつまでも脳裏に残るように」。早川町の生活文化を残して、子ども達に継承していってもらいたい。そのような想いを真剣に語ってくれました。
 いろいろ話を聞いている間に、子ども達も集まってきて、3世代家族大集合!非常に賑やかで、楽しい時間を過ごさせていただきました。

  • 子ども達との交流を大切に

勉さん

居住地 五箇地区 塩之上
取材日 2002/03/06
取材者名 石川 宜裕