未来の先生

 俊くんは現在受験生!教育学部をめざしています。早川中学での経験が現在の目標に繋がっているのだそうです。
 早川中学は生徒数も少なく、他の中学校と比較しても独特の雰囲気を持っているそうです。勉強だけでなく、自然とのふれあい、学年を超えた地域の人との繋がりが魅力となっています。自然教室では毎年山に登っており、2000年には標高2000mの行田山に全校生徒で登ったということです。また、南小のブラスバンドでは関東大会に出場したこともあったり、小6の時にはそれまでのブラスバンドを一変させ、ブラスバンド+劇という様にミュージカルっぽいアレンジを始めたそうです。小学校の時から吹奏楽やウインドアンサンブル等で音楽や楽器に親しめたという事もよい経験になっており、トロンボーンからギターへと楽器は変わったものの、生活を楽しむということは変わらず続けられているのでは、と話してくれました。子供たちにとって大切な時期の一つと考えられる中学時代に、先生という立場から少しでも良い影響を与えたいという、なんともしっかりした考えを持っていました。
 大学生になったらバイク(HONDA FTR)を買う事を決めていたり、そのバイクを買うため、また将来の経験のために家庭教師をしたいなど、様々な希望に満ちあふれている様子が伝わってきました。早川町の将来のことも考えており、早川の人口について、教育について、高齢者・介護について、現在の産業についてなど早川町がどうしたら今よりも良くなるかを語ってくれました。俊くんは将来、教育の面で活躍し早川町をよりよく動かしていく原動力となるに違いないと感じた瞬間でした。
 俊くんもまだまだ多感な時期。早川町での山遊び、川遊び、登山、ウインドアンサンブル等の経験とこれからの大学生活での経験をあわせる事によって早川の子供たちのため、早川町のための先生になってください。

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俊くん

居住地 本建地区 角瀬
取材日 2002/12/15
取材者名 今田 治宏