里帰りで家族団らん

 お宅を訪問して、まず最初に出てきてくださった徹さん。生まれ育ちは、ここ戸川ですが、高校の時に甲府へ出て、このお宅には月に1回ほど帰ってくるという生活です。今日はたまたま里帰り中で、お話を伺うことができました。
 子どもの時は、硯島小学校、中学校へ通っていました。通学路は今の車道と同じですが、道はでこぼこで、特にトンネルがひどかったそうです。とにかく掘りっぱなしだし、足元はぐちゃぐちゃ。そういう道を、近くの家の友達と一緒に40分くらいかけて通学しました。途中にはダムがあり、そこのアケビを取ったり、探検したり、の道中だったそうです。
 河原をうろうろしたり、泳いだり、魚を釣ったりもしました。そういう、ふるさとの自然との思い出があるから、頻繁に帰ってくるのでしょうね。
 徹さんの後を引き継ぐようにお話ししてくださったのは、徹さんのお母さんの恵子さん。長野県の飯田から嫁いできたそうです。早川町の第一印象は「山が高くて険しいなー」ということでした。長野には、これほど高く険しい山はないそうです。
 恵子さんには、戸川の中の細かい地名を教えていただきました。上の方の戸屋、戸屋の途中のマトウ、ちょっと下った下見原と立石、久田子に行く途中の於伊勢。
 お客さんがいらしていた中で、お話を聞かせて下さって、どうもありがとうございました!!

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徹さん 恵子さん

居住地 硯島地区 戸川
取材日 2002/03/03
取材者名 柴田 彩子