得意料理は中華料理

 はる子さんは浜松にいるとき十数年の間、中華料理屋をやっていました。その後、店を弟さんに任せて、妹さんに紹介してもらった男性と結婚し、黒桂に引っ越してきました。ご主人は早川町の自然監視員で写真が趣味だったようで、お部屋には南アルプス周辺の美しい景色の写真がたくさん飾られていました。しかし、一年ほど前にご主人をなくしてしまいました。1人で体を守っていかなければならないということもあり、食べ物には気を遣っているそうです。
 はる子さんが畑仕事を始めたのは自給自足の生活をしてみたかったからです。ここへ来るまでやったことはなかったけれど、まわりの人たちが親切に教えてくれたため、何も困らなかったそうです。作物は長なす、ちんげんさい、白菜など得意の中華料理のための材料を育てています。畑仕事の楽しみはやっぱり親戚や近所の人に、育てた作物をあげて「またつくってね」と言われたとき。今はそれが楽しみのひとつです。

  • 得意料理は中華料理

はる子さん

居住地 都川地区 黒桂
取材日 2002/02/24
取材者名 加藤 浩高