わんぱくファミリー

埼玉県の秩父から来て5年。元気いっぱいの3人の子どもたちを持て余すように出てきたのは、お母さんの真由美さん。最初は薬袋での暮らしに戸惑いはあったようだが、慣れてくると以外に心地よいとか。特に子どもたちは早川が大好きなようす。市街までも以外に近かったり、食べ物もおいしい。特に山菜にははまってしまったみたい。子供が小さいうちはここで暮らしているのも悪くないと思っているようだ。
 「高校が遠いから寮のような施設があるといいのに。」と漏らす真由美さん。ここから通うと始発のバスでも間に合わないらしい。少し子供の将来には不安を抱いているようだ。早川町に高校がないことが、人口流出の大きな要因となっていることが、真由美さんの言葉からもうかがえる。
 「お店がないから子どもたちがお金を使わなくていいわ。」ここでの生活を前向きにとらえている。じゃれあう子どもたちを見守るその笑顔は、優しさに満ちあふれていた。

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真由美さん

居住地 五箇地区 やませみ